AI画像サービスがダウンロード画像に埋め込む情報
クラウド型の画像生成サービスは、透明性の確保や来歴規格への対応のため、ダウンロードするすべての画像にメタデータを付けることが増えています。書き込まれる内容はサービス、ダウンロード形式、その時点のバージョンによって異なるため、必ず実際のファイルを確認してください。よくある例は次のとおりです。
| サービス | 主なメタデータ | わかること |
|---|---|---|
| Midjourney | 説明・コメントのテキスト、IPTC DigitalSourceType | プロンプト、ジョブID、AI生成画像であること |
| ChatGPTの画像生成、DALL·E | C2PAのContent Credentials | OpenAIが生成したこと、記録された操作 |
| Adobe Firefly | C2PAのContent Credentials、XMP | AI生成であること、使用したアプリ、編集履歴 |
| その他多くのツール | XMP CreatorTool、EXIF Software、日時 | ツール名、作成日時、場合によってはアカウント関連のID |
関連項目: AI画像生成ツールが付けるメタデータとは?DALL·E・Firefly・Midjourney・Gemini・Stable Diffusion
プロンプトを守るべき理由
イラストレーター、デザイナー、プロンプトエンジニアにとって、練り上げたプロンプトは何度も試行錯誤して得たノウハウです。画像をダウンロードした人は誰でもメタデータビューアに貼り付けてプロンプトをコピーし、数分であなたの作風を再現できてしまいます。
IDやアカウント関連の情報から、公開した画像があなたのアカウントや、あなたが生成した他の画像と結び付けられるおそれもあります。クライアントに画像を納品する場合、埋め込まれたプロンプトから制作工程や使用ツールが知られてしまうこともあります。
画像にプロンプトが含まれているか確認する方法
- ダウンロードしたファイルをこのページ上部のツールにドロップします。処理はローカルで行われるため、プロンプトがアップロードされることはありません。
- 「AIと来歴」パネルで、プロンプト、生成ツール名、ソース種別の宣言を確認します。
- 「プライバシーの詳細」パネルで、作成者、説明文、識別子、日時を確認します。
- すべてのフィールドをそのまま読みたい場合は「すべてのメタデータとファイルの詳細」を開きます。
プロンプトとAIメタデータを削除する方法
- 「AIメタデータを削除」をクリックします。プロンプトのテキスト、ID、XMP、IPTC、EXIF、C2PAのブロックがバイト単位で削除されます。
- 緑色の結果パネルを確認します。クリーニングしたファイルは再解析されるので、何も残っていないことを確かめられます。
- 画像をダウンロードします。まとめて処理した場合はZIPでダウンロードできます。
関連項目: サーバーにアップロードせずにメタデータを一括削除
Midjourneyの画像には必ずプロンプトが入っている?
必ずではありません。何が含まれるかは、ダウンロード経路(Webアプリ、Discord、アップスケールの有無)、ファイル形式、サービスのバージョンによって異なり、時期によっても変わります。確実なのは、手元のファイルを実際に調べることだけです。他のサービスも同様で、同じツールで作った2枚の画像でも含まれるフィールドが異なることがあります。
メタデータの削除でできないこと
GoogleのSynthIDのように、ピクセルそのものに不可視の透かしを入れるサービスもあります。これはメタデータではないため、ピクセルを一切変更しないロスレスの削除ツールでは取り除けません。また、リアルなAI生成画像を公開する場合は、プラットフォームの規約で開示が求められることがあります。プロンプトの削除は制作工程を守るためのものであり、画像の性質を変えるものではありません。
関連項目: SynthIDとは?不可視のAI透かしの仕組みと、メタデータ削除でできること・できないこと · 実際の写真がFacebookやInstagramで「Made with AI」「AI情報」とラベル付けされるのはなぜ?
Midjourney・DALL·Eのメタデータに関するよくある質問
画像からMidjourneyのプロンプトを見られてしまいますか?
プロンプトがファイルのメタデータに保存されていれば、見られます。どのメタデータビューアでも表示されます。プロンプトを非公開にしたい場合は、共有前にファイルを確認してフィールドを削除してください。
Midjourneyは常にプロンプトを埋め込みますか?
ダウンロード形式やその時点のサービス設定によって異なります。判断する前に、ファイルを調べてどのフィールドがあるかを正確に確認してください。
ChatGPTの画像にはメタデータが含まれていますか?
OpenAIの画像生成で作られた画像には、OpenAIが生成元であることを示すC2PAのContent Credentialsが含まれています。レポートでは「AIと来歴」に表示されます。
クリーニングでSynthIDなどの不可視透かしも消えますか?
いいえ。不可視の透かしはピクセルデータの一部です。このツールはメタデータのみを削除し、ピクセルは一切変更しません。
メタデータを削除すると画質は落ちますか?
いいえ。メタデータのブロックを切り取り、圧縮された画像データは変更なしでコピーします。
複数の画像をまとめて処理できますか?
はい。最大50枚の画像をドロップしてレポートを確認し、すべてを1つのZIPファイルでダウンロードできます。